訃報

古い友人が昨日亡くなった、と今日、連絡を受けた。
あまりにあっけなかった。
最後に会ったのは・・・夏前だったか？？？

ちょっと離れたところに住んでいたのが、
今年の春、また地元に戻ってきた。
道で偶然会ったとき、病院通ってると言っていた。
そのあと友人宅でまた会った。
元気そうだったけど、でも先がわからない・・・なんてことも言っていた。

目的があって、語学勉強のために一年間、オーストラリアに留学していた。
「ウィークエンド」という映画を観て、やはりもしもの際に困らないように、と運転免許を取った。
一緒にアイススケート行ったときには、ニットの白の帽子と手袋で、まるでロックフェラーのスケートリンクにきてるニューヨーカーみたいだった。
「アニーホール」が好きだった。
おもちゃ箱ひっくりかえしたみたい、
がらくたみたい、と言っていたフリートウッドマックのスティヴィーよりもやっぱり大人の魅力のクリスティーンの方がいいわ、と言っていた。
リッキー・リー・ジョーンズ、クリス・エバート・・・彼女の理想とする女性は、皆クールな魅力の美人だった。


アルバイトと学校行く時間の空きに、よくサンドイッチやコーヒーゼリーをふるまってくれた。
他にもよくいろいろなものをご馳走になった。
料理が得意だった。
それだけは食べたことないけど、お豆腐のプディングにチャレンジしたことがあるという。

イギリスとアメリカに傾倒していた彼女は、音楽も
洋楽しか聴かなかった。
そんな彼女が好きと言ったのがプリンセス２の「ダイヤモンド」
だから、そのあとわたしも聴いてみた。
あのとき感じた感動とか全て、きらきら輝くダイヤモンド・・・とかいうような歌だったかな？

オーストラリアでの素敵なロマンを打ち明けられた
ことがあったけど、もう二度と聞くこともない。
全て、
なにもかも、
まだ信じられない。


きもち「悲しみ」というのはないの？