お楽しみの「おしゃれ工房」
今日は、トールペイント作家の岡田和子先生です。

トールペイントというと、すぐに思い浮かぶのが
カントリー調の白木に描かれた花、ハート、くまさん・・色はくすんだブルーやグリーン、オレンジ
ピンクベージュ合わせたのなど、など。
わたしにとっては、手、染めたら絶対はまるに決まっているから、ひたすら見るにとどまっているもの
・・・。

そぉんなステレオタイプ、見事にふっとびました。
やってくれるぜ、NHK。
いまや一般人だって、レベルの高いトールペイント
する人っていっぱいいるものね。
やはり「先生」と呼ばれるからには「個性的」で
なきゃ・・と、視聴者が大納得な作品だった。

テキスト○ページ。
ジーンズをリメイクしたランチョンマット。
布を長方形に切り、縁をフリンジにします。
そこにアクリル絵の具で、「和柄」を描くの!
モチーフは、輪ととんぼ。

紙に描いた下絵を生地に写す。
輪はていねいに。
とんぼの羽は、丸筆で(花びらを描く要領で)

裏地をつけます。使用するのは、赤い布。
中表にしてミシンがけ。
かえす部分は二カ所、残しておきましょう。
表にかえしたら、今度は残しておいて部分を
まつります。
糸は長めに残しておき飾り結びにします。
(座布団やお布団の角みたく)
「このデニムの紺と赤が合いますねー」と司会者。

こういうのもあります・・・と作品例。
"お月見するうさぎ&ススキの穂”
紙に描いた下絵を生地に写す。
スポンジを使って、○の周囲をぼかす。
月明かりの雰囲気。
印影をつけるために、縁は平筆でストローク。
うさぎの耳、足にも印影つけましょう。
目は鉄筆で。赤いアクリル絵の具でちょん。
すすきはお好きなだけどうぞ。

作品には「和」のはんこ(なんていうんだっけな、
真四角に囲んであるやつ)
和子先生の「和」とはいうものの、和風だから?
ペンネーム?なんて思ってしまう。
作品にマッチしすぎてて。

そして、そして、毎度の如く、先生の手って
ほーんとすごい。
パッチワークなら、運針縫いの針さばき、
編み物なら編み棒or編み針さばき、
絵なら筆裁き・・・今回はこの筆さばき・・の妙。
いとも簡単かつ華麗に描いてみせるけど、
こんな簡単にいかないわー、初心者は。

他にも紹介されていた作品の数々がすごい!
おそばの入れ物(竹製の四角いの)を螺旋状に
積み上げ、ボンドでくっつけたものにペイント。
オブジェ?
完成品は漆塗りのよう。

タンスの扉を切ったものの屏風。
格子状のデザインで、その箇所に花札の絵!
おおーーー!!

司会者1(男)が司会者2(女)に聞く。
「これはなんだと思いますか?」
んなわかりきったことなぜ聞く?
それとも、花札を全国ネットで紹介していいのか?
(言っていいのか?)
いやがらせ?
戸惑いがちにややあって、
「花札・・ですよねぇ・・・」
「そうなんです、花札なんですよねぇ」

なんなんだ?!
と、わけわかんない司会者(男)にツッコミ入れ
ながらくだんのわたしは、作品眺めて、
いいねぇ、日本の産んだ美術の一つだと感心する。
真っ赤な空にぽっかりうかんだ白い満月、黒い山。
柳にとびつく蛙を眺める誰それ(忘れた)
猪鹿蝶。
色がいい、遠近法無視な構図も。
それ、まんま描く先生、いいなー。

「この四角い部分見た時に、あ、ここに花札描こう
と思ったんです。ちょうど同じ大きさなんですよね
(長方形そのまま拡大した意味で、らしいけど
昔うちにあった花札とは多少、縦横の比が違う)
何かものをみた時、これにあれ描こう・・・と考えている時が一番楽しいです」
と、にこやかにおっしゃる洋モノの薔薇なんぞが
似合いそうな美しい先生。
作品からのイメージだと絣の着物とか着て出てきそうなんだけど、黒のレーシーなニット(モヘア?)お召しでした。
ちょっと透けて見える黒のインナーもお上品。

寿司桶や佃煮の入っていた箱、といった、とても
その先生からは想像つかない作品も多々あり。

今晩の題材は「ギフトの箱」です。
楽しみ(^^



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